
意外と簡単!正しい洗濯表示の読み取り方
私達の衣服についている洗濯表示。
皆さんはこの洗濯表示を見たことがあるでしょうか?
実は5つの記号を覚えれば洗濯機での洗い方、クリーニングに出すべきか、漂白剤、
乾燥機、アイロンが使えるかなどが読み取れます。
衣服をきれいに長持ちさせるためにも、ぜひ活用してみて下さい!
新しい洗濯表示
2016年(平成28年)12月1日より洗濯表示が変更されたのをご存知でしょうか?
世界で共通に使用されているISO(国際規格)の記号とほぼ同じになり、
記号内に日本語が記載されなくなりました。
また、洗濯記号の種類が22種類から41種類に増えることで、衣服の取り扱いに関する
きめ細かい情報が提供されるようになりました。
色落ちや、伸び縮みなどの洗濯トラブルが防げることが期待できます。
5つの基本的な記号と付加記号
「家庭洗濯」「漂白」「乾燥」「アイロン」「クリーニング」が基本的な5つの記号です。
乾燥記号の中では、タンブル乾燥と自然乾燥に更に分けられます。
出典:消費者庁. “家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規定の改正について“.2016-11-04. https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161104_0001.pdf (参照 2022-10-25)
例えば、家庭洗濯記号の中に書かれている数字は、洗濯液の上限温度です。
また、アイロン仕上げ記号では●でアイロンの温度を知ることが出来ます。
●が1つで「110°低温」2つで「150°中温」3つで「200°高温」という意味になります。
また、「付記用語」といい洗濯表示だけでは伝えられない内容が書かれた短い文章が
洗濯表示近くに記入されていることもあります。
衣服を長持ちさせるための非常に重要なことが書かれているので、
付記用語もぜひ確認してみてください。
これらの洗濯表示、付記用語に従って日々の洗濯ケアを行えば、
服の寿命を延ばし長く楽しむことができます。
ただ、どんなに衣服を丁寧に扱っていたとしても「だめになってしまった…」
という時はあると思います。
最近、着なくなった衣服を捨てるのではなく、衣服を回収し素材として再利用することで、
新たな製品に生まれ変わらせるシステムがあるのをご存知でしょうか?
豊島でも「WAMEGURI」という衣類の循環プロジェクトを行っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
衣服の回収ボックスと買い物先で最近出会った方もいるのではないでしょうか?
皆さんの身近に意外とあるかもしれません。
見つけた時はぜひご協力いただき、衣類の循環の輪を広げていきましょう!
<参考文献>
消費者庁. “家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規定の改正について“.2016-11-04. https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161104_0001.pdf (参照 2022-10-25)