ECORICH(エコリッチ)

繊維くずをアップサイクルする"ECORICH"


目次[非表示]

  1. 1.ECORICHとは? 
  2. 2.ECORICHのしくみ
  3. 3.ECORICH の多彩なカラー
  4. 4.使いやすい小ロット対応
  5. 5.手頃な価格と環境配慮の関係


ECORICHとは? 

SDGsが業界のキーワードとなっている昨今、繊維業界でまず取り上げられるのが廃棄問題ではないでしょうか。

刻一刻と移り変わるファッショントレンドや川上から川下に渡る分業化、品質基準など、様々な理由で過剰在庫を生み、日本だけで年間100万トンもの繊維商品が廃棄されています。

繊維業界で廃棄されているものと聞いて、完成されたTシャツやパンツを想像する方が多いと思いますが、生産の工程でも断ち落としや不要になった原反など、繊維製品の廃棄はとても多いのです。

そんな生産工程で廃棄されていく繊維くずをアップサイクルするのがECORICHです。


ECORICHのしくみ

エコリッチの仕組みは、縫製工場で出てしまう裁ち落としや不要な生地を回収し、綿とポリエステルを素材や色ごとに分別。その後、専用の機械で粉砕してわた状にして紡績するというものです。

豊島と協力関係にある縫製工場が紡績工場とともに、4年を掛けて回収から糸、生地、縫製までのスキームを作り上げ安定した原料調達の背景を整えました。


ECORICH の多彩なカラー

展開している色数は、TC(リサイクルポリエステル60%、リサイクル綿40%)の21番単糸を定番として48色。今後は30番手の生産も進めて行く予定です。独自の技術でわたを組み合わせながら色と混率を調整できるため、色によっては別注も可能です。


原料の色同士を混ぜて色を作成し、再染色しないのでロット毎による僅かな色ブレ、混率ブレが発生する可能性がありますが、バルク糸生産時に混率検査を行うことで対応しています。


繊維くずのもとの色合いを生かしつつ、100%アップサイクルできるエコリッチは
トルコオーガニックコットンや、レンチングが扱うサステイナブルな素材との組み合わ
せにより、幅広い素材を生み出すことが可能です。

また、糸・生地・縫製までの各段階で、GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)認証も取得しています。


使いやすい小ロット対応

裁断くずをリサイクルした糸や生地は既に市場で少なくありませんが、エコリッチは51色をストックする利便性と各段階で取得しているGRS認証が大きな特徴です。「100枚や300枚といったロットでも安心して使っていただける」という点は、先の読みにくい今のファッション業界にとって利便性の高いものになるのではないでしょうか。



手頃な価格と環境配慮の関係

エコリッチはサステイナブル素材だからといっても価格はリーズナブルなところも大きな特徴です。

回収した原料の元の色をそのまま生かすため、染色費用が掛からないのはもちろん、原料の調達
や工程の工夫でコストを抑えていることが理由です。

この染色工程を省く仕組みは、コストカットだけでなく、余分な化学薬品や二酸化炭素の排出量を削減にも貢献します。






いかがでしたか?

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