
TRUECOTTONが考えるオーガニックコットンのトレーサビリティが意味するもの
トレーサビリティの意味
近年、様々な業界で注目を集めている「トレーサビリティ」。追跡を意味する「trace」と能力を意味する「ability」の2つを掛け合わせた言葉で「追跡可能性」と訳されます。国際標準化機構(ISO)では、「ある物事の履歴、使われ方又は所在を追跡できること」と定義されており、言い換えると「いつどこのだれから原料を調達し、どの工場でどのような工程を経て生産されたか」をいつでも必要な時に明らかにできる状態にあること、といえます。
どの国の誰によって作られたシャツなのか
私たちの身近な業界でトレーサビリティを強く意識するのは、食料品ではないでしょうか。食品業界でトレーサビリティに関心が高まったと言われている2013年に起きたBSE問題から、食べ物の産地や有機栽培であるかどうかで購入を決める人が増えたように思われます。今では私たちの身近なスーパーにも有機栽培による野菜コーナーは設置されており、「◯◯さんが作ったトマト」など生産者の名前が書かれたPOPと一緒に生産者の顔写真まで添えられて売られていることも少なくありません。
しかし、私たちが食料品で気にするように、今着ているシャツが誰によって どのように作られたのかを気にする人は極わずかです。例えばコットンのシャツ。コットンは綿花からできているので、その背景には栽培するための土壌があり、農場で働く人、縫製をする人がいます。
しかし、私たちは洋服のことになると、そのコットンがどこで実をつけ、どんな生活をしている人によって育てられ、どのように収穫されたのかについては、考えたこともないのが普通なのです。
でも、この機会に考えてほしいのです。
このシャツができるまでに誰かを不幸にしていないのか、誰かの犠牲の上で成り立っているのではないか。私たちには「真実」を知る義務があります。
オーガニックコットンのトレーサビリティ
豊島が展開するオーガニックコットンブランドTRUECOTTONは「農場と紡績工場の特定」ができる、TRACEABLE (追跡可能な)オーガニックコットンです。
大規模綿花農家と繋がりが強いイズミル地区にあるトルコのUCAK TEKSTIL社との契約により、世界でもまれに見る高レベルのトレースを確保しています。そこでは、契約農家の綿花のみを扱い、綿は遺伝子組替えをしていない種子から育てられています。収穫は機械摘みのため、異物の混入を圧倒的に排除しています。
(パートナーUCAK TEKSTIL社やトレースの管理システムの詳細はこちら)
しかし、追跡ができるのはオーガニックコットンの品質だけではありません。
農場から紡績まで一貫管理ができるということは、生産者の顔が見えるということ。
TRUECOTTONは、綿花農場で働く人や紡績工場で働く人々を農薬などの健康被害から守り、健康で明るい毎日を送ることが出来る環境であることの裏付けがあります。
そして、農薬から生産者を守ることは、先祖代々受け継いできた土地やその下を流れる水を守ることにも繋がっています。
TRUECOTTONの想い
ファッションを着る人だけでなく、作る人たちも幸せであるという真実を確認する義務。
その義務を果たすことが未来の地球を持続することなのではないでしょうか。
TRUECOTTONの想いは広がりはじめています。
プレスリリース
~豊島株式会社が展開するサステナブル素材を使った ORGANIC BY JOHN PATRICK × Ron Herman デビュー~
TRUECOTTONによるWWFジャパンへの環境保全活動チャリティプロジェクトに高垣麗子氏が賛同。セットアップウェアを販売
いかがでしたでしょうか?
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