
19世紀ファッション 華やかな西洋ドレスの世界
人間はいつごろから、どのような目的で衣服を着用するようになったのでしょうか。
人類の衣服の歴史は、旧石器時代にまで遡ることができると言われています。
人間が衣服をまといはじめてから現代まで、衣服は時代により、民族によって多様な形・姿をとってきましたが、今回はその中で19世紀にヨーロッパで流行したファッションをご紹介いたします。
エンパイアスタイル
簡素で直線的なファッションスタイルを指します。
ナポレオン第一帝政に定着したのでエンパイアスタイルと称されています。
(帝政のスタイルという意味)
ナポレオン一世の皇妃ジョゼフィーヌが着用していたことで流行しました。
胸元がざっくりと開いたドレスで、ハイウエストでパフスリーブが多くデザインされています。
クリノリンスタイル
19世紀中頃に大流行した、ワイヤーでスカートを巨大に膨らませるスタイルです。
クリノリン(crinoline)は、1850年代後半にスカートを膨らませるために発明された鯨ひげや針金を輪状にして重ねた骨組みの下着のことを言います。
それまでスカートを膨らませるために何枚も重ね履きする必要のあったペチコートに変わって、ドーム型のシルエットが容易に得られるようになりました。
バッスルスタイル
19世紀後半に流行した、スカートの後ろを膨らませてヒップラインを誇張したスタイルのことです。
ヴィクトリア朝ドレスの代表格でもあり、日本では「鹿鳴館スタイル」としても知られています。
この時代は、政治的に安定した時期でもあり、パリを中心に新しい文化・芸術が栄え「ラ ベル エポック」(La Belle Epoque)古き良き時代 とも言われています。
いかがでしたでしょうか?
時代や国が違っていても、世の中の状況やカルチャーとファッションは密接に関係していることが垣間見えると思います。
最後に、現代の流行を取り入れつつ、今では多くの方が関心を持ち始めている、環境に優しい素材を使った商品やブランドを展開しているリサーキュレットをご紹介させていただきます。
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