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漂着ペットボトルをリサイクル プラスチックをTシャツに変える “UpDRIFT” プロジェクト

“UpDRIFT”とは、ビーチクリーンアップ活動で回収したペットボトルをリサイクルし、環境負荷をできるだけ抑えた新たな製品として蘇らせる取り組みです。既にマリンブランドや環境問題に対して感度の高い企業から引き合いがきており、著名人のオリジナルグッズの制作も進んでいる注目のプロジェクトです。



「みんなで楽しく地球磨き!」UpDRIFTのプロジェクトストーリー


この美しい海の写真は日本の海で撮影したものです。

一見綺麗な海岸ですが、実は日本のいたるところにプラスチックゴミが漂着していることをご存知でしょうか?



環境省の調べによると、日本近海のプラスチック量は世界平均の27倍といわれています。さらに、マイクロプラスチックの個数は、世界の海で6万3320個といわれているのに対し、日本近海ではなんと172万個と算定されています。地球に負荷をかけながら経済活動を行い、海の恵みをいただく私たちにとって、この海洋プラスチック問題は日本の問題、ひいては私たち一人ひとりが取り組まなければならない問題といえます。


このような問題の解決を目指すことを通じて、豊かな自然環境を守り、有限な資源の有効利用を実践するために立ち上げられたのが、この”UpDRIFT”プロジェクトです。


「うねりをうみだす」持続可能なしくみづくり

UpDRIFTプロジェクトは、ビーチクリーンアップ活動で回収したペットボトルをリサイクルし、環境負荷をできるだけ抑えた新たな製品として蘇らせる取り組みです。

このプロジェクトの注目点は、回収活動をNPO、地方公共団体、企業と連携して行っていることです。特に、地方自治体や地域活動団体とはパートナーシップを結んでおり、生活者、自治体、企業、それぞれができることに取り組める仕組みになっています。

様々な目線の人たちがそれぞれの立場で参加できるこの取組は、海洋プラスチック問題を「自分のこと(ジブンゴト)」として捉えてもらうためのキッカケづくりにもつながります。

ともにアクションを起こす仲間や活動する企業でこの「うねり」を起こし、大きなムーブメントにしていくことで、UpDRIFTは「持続できる仕組み」となっていきます。

UpDRIFTの名前の由来もここからきています。



UpDRIFTが目指すプラットフォーム

UpDRIFTは、日本の素晴らしい自然環境を守るために、そして海洋漂着物を蘇らせて還元する取り組みを実現し、持続させていくために、様々なパートナーが参加し協業できるプラットフォームの構築を目指しています。

※リサイクラー

回収したペットボトルを樹脂やペット(チップ)に加工する技術を持った企業




●海洋ペットボトル問題について、こんなお悩みをお持ちなら、UpDRIFTが実現できるかもしれません。

・地方の自然観光資源を守りたいが、協力してくれる企業を見つけられない自治体様

・海洋ペットボトル問題に対して同じ志を持ったパートナー企業を探したい、協業したい企業様

・何か貢献をしたいけど機会がない生活者の皆様


私たちが直面する世界規模の問題に対しては「小さなうねり」にすぎないかもしれませんが、実践することの意味は決して小さくありません。

同じ意志をもつ仲間と協力することで小さなうねりを大きな波へ変えることがきっとできるはずです。


<関連記事>

朝日ニュース「駿河太郎、ペットボトルからできる繊維で洋服づくり」(2022/1/13)

繊維ニュース「有力繊維企業の環境戦略」(20216/25)





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